LOLOでLaunching 1
(LOLO Race)
Mar.2003
LOLO Raceはチェコ共和国で模型飛行機用に開発されたReal-time Altitude Measurement Recorder(高度記録計)です。今回、このLOLO Raceの使用方法を解説します。 製造元(チェコ共和国): http://www.lomcovak.cz/lolo/lolo.html |
LOLO Raceのセットには以下のケーブル(RS232C)及びフロッピーディスクが付属しています。 |
仕様
サイズ | 38 x 22 x 11.5 mm (Act.) |
重量 | 8 g (Act.) |
測定インターバル | 2種類選択可(下記リスト参照) |
測定データ数 | 8100 (Actual 8180) |
On/Offによる繰り返し | Max.10回 |
サプライ電源 | 4.4〜9.6v |
消費電力 | 15mA |
精度 | 1 m |
最大測定高度 | 2000 m |
プログラム | EXCELマクロファイル(Windows) |
測定インターバル
測定インターバル(秒) | 測定時間(分) | 測定時間(時間) |
0.1 | 13.5 | - |
0.2 | 27 | - |
0.3 | 40.5 | - |
0.5 | 67.5 | 1時間7分 |
1 | 135 | 2時間15分 |
1.5 | 202.5 | 3時間22分 |
3 | 405 | 6時間45分 |
5 | 675 | 11時間15分 |
8 | 1080 | 18時間 |
標準品
測定インターバル |
0.1/0.3 |
0.2/0.5 |
特注により0.1, 0.2, 0.3, 0.5, 1, 2, 3, 5, 8秒から2つの組み合わせが可能です。
測定インターバルの切り替え
下の写真は0.1/0.3秒仕様のLOLO Raceです。 本体側面の表示に注意! この状態が0.3秒のセッティングです。(赤いジャンパーを付けた状態) |
赤いジャンパーを外すと、0.1秒仕様となります。 |
1.初期化(データの消去)
インターフェースケーブルを接続し、リセットスイッチを押しながら4.8v電源を接続します。 そして、しばらくするとLEDが点滅し、その状態になった時点で初期化が終り、4.8v電源を外して完了となります。 |
2.測定トライアル
機体へ搭載する前に、機能を確認するため試しに使ってください。下の写真は電源を供給するため、中間ケーブル(コネクターの反転)で接続します。 |
3.ゼロ高度設定
電源を接続し、120秒間(2分)高度ゼロを認識させるため置いておきます。 電源投入後、LEDはゆっくり点滅が行われ、そして2分後に0.3秒の点滅にかわりゼロ調整が完了となり測定モードになります。この状態で階段や坂を登り降りしてみてください。なお、機体への搭載した場合は、120秒間の高度ゼロ認識を送信機側の挿入したチャンネルのスティックを動かすことにより強制的にゼロ調整ができます。 |
4.測定
120秒間(2分)たってから、測定を開始し、電源を外せば測定終了となります。 また電源を入れて測定を開始したいなら、また120秒の高度ゼロの認識から始めて下さい。 |
5.ケーブル
(RS232C)
パソコンとインターフェース ケーブル(RS-232C)とのセッティングは省略します。 |
6.データ解析
付属のフロッピーディスクよりEXCELプログラムをインストールします。そうしますと、ディスクトップにEXCELのショートカットができます。 |
続いて、LOLO Raceとパソコン間をインターフェース ケーブル(RS-232C)で接続します。 |
LOLO Race側に電源が供給できるよう、変換コネクターを接続します。 (データ転送の準備完了) |
続いて、ショートカット アイコンをダブルクリックし、プログラムを立ち上げ「マクロを有効にする」を選択(クリック)します。 |
マクロウインドウが出たところで以下のボタンを押します。 |
ここではCOMM PORT No.を確認します。デスクトップマシンであればCOMM 1となりますす。特にここでは設定を変えることはないので、1回開いて確認したら後は見る必要はありません。続いてSAVEをクリックします。 |
続いて、マクロウインドウの以下のボタンを押して設定ウインドウを立ち上げます。そしてデータの取り込む条件を設定し、データ取り込み準備完了となります。 |
上記の設定ウインドウの「OK」をクリックし、以下のマクロウインドウがでたら、ただちにLOLOに電源を接続します。そうするとLOLOのLEDが点灯しデータの転送が開始され、そしてデータ転送が終わるとLEDは消灯し、しばらくしてEXCELがマクロにより自動的にグラフを作成していきます。この時点でLOLOより電源を外し、さらにインターフェースケーブルをパソコンから外してグラフ作成を待ちます。 |
完成したグラフ
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